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貴族趣味的なセレモニー外交

Excite エキサイト : 国際ニュース
<洞爺湖サミット>MD東欧配備で米露会談 主張は平行線に

これが真実の姿。ロシアにとって喉もとのMD配置計画など容認できるはずが無いのである。今のところ、今回のサミットで実質的な話し合いはこれだけか。

サミットに対する何となく感じる反発は、一つにはこういう貴族趣味的なセレモニー外交に意味が無いと思うこと、ベルサイユ条約の時代でもあるまいし。・・・と言うのは、もう、かつてのような大きな戦争は起きないし、国際政治のテーマが細分化し、かつ国家間の付き合いが進化して、外交テーマが個別、二国間テーマに限られてしまっているからだ。

北朝鮮に対する6ヵ国協議ですら、最重要国日本が欠落している。もう国際政治の利害は個々の国別の問題になってしまっている。大戦争が終わった直後の“宴の後”のような、お片付の役割分担を論議する必要は、とうになくなっている。

それに、今回のテーマ、地球環境問題である。

勘弁して欲しい、と思う。極楽トンボも甚だしい。新聞テレビの大マスコミもそれに乗って、太鼓持ちを演じている。地球環境問題など、必要なら国連でやれ!と言いたい。

国内の足元を見れば、後期高齢者医療制度の問題、消えた年金の問題、天下り規制行政改革の問題など、結論がないまま宙ぶらりんのテーマでマスコミが追求しなければならないテーマが山積している。こういうテーマを差置いてサミットではないだろう。

マスコミはサミットの太鼓持ちなどしているテーマの余裕が無いはずである。どうせ、セレモニーサミットだと判らないのか。地球環境問題も、どうでも良い2050年の先の、心地良いことしか決められない。

自分の家の危篤の子供の看護をサボって、となり町のお祭りを愉しみに行くようなものである。

日本の政治家の多くは、東大出のエリート官僚を超えられない低能オヤジが多いのであるが、マスコミはもっとひどい。

しかし日本のマスコミの牽制機能となるべきカウンターがないのだ。ネットとか中小マスコミがそれを映じるべきであるが、現状、その力が伴っていない。

日本のマスコミはどうしてこんなに酷いのか。政治の権力に癒着し、財界に尻尾を振り、報道陣としての独立心や公正さや正義感もなく、自負心もない。

昨夜も家で、吉本芸人の低能テレビ番組を家人が見ていて、こんなバカな番組は見るな、と怒ってしまった。このマスコミの愚劣さは、悲しいかな、結局国民から来ているのかな・・・と思わざるを得ない今日この頃なのです。
by ys1042734 | 2008-07-08 06:12
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