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公平と言う名の不平等

Excite エキサイト : 社会ニュース

子からの徴収案有力に 高齢者医療の保険料 [ 05月27日 19時53分 ]
共同通信


高齢者医療の問題は、高齢者が負担すべき保険料を同じ高齢者というだけで公平に負担させていることにある。

高齢者は若い世代よりも所得格差が大きく、完全リタイヤして無職にもかかわらず年収1000万円超える高齢者も数多くいる。

以前ゴルフ場で一緒にプレーした高齢者は大企業をリタイヤした元役員で、自分の場合はゴルフ三昧の日々で仕事をしなくても年金などから月に100万円以上の収入があるとうそぶいていた。

こういう高齢者からは沢山税金や保険料を取って良い。収入が多くても使い切れず、貯蓄に回るだけで消費力向上と言う側面からも税金や保険料に使ってもらった方が良い。

一方、基礎年金しかないため、年収100万円を切る高齢者から保険料を10万円近く天引きするというのが今回の後期高齢者医療保険のシステム。公平と言う名の不平等が生まれる。

高齢者になっても沢山の収入がある人は、若いときに頑張ったからその見返りを得ているというかもしれない。年間100万円にも満たない高齢者を指して自業自得だと。

しかし、低収入の高齢者の中には、一生懸命に生きて来て、働いて、そして低収入の多くの高齢者がいるはずだ。運・不運もあるし、かつての女性は収入的に不利な立場にあったし、学校に行きたくても貧困なため学校に行けず低収入に甘んじていた高齢者も多い筈。

中には若い時から勉強も仕事もせず、高齢者になって貧しいのが自業自得の高齢者もいるはずであるが、それはそれで区分できないから仕方がない。

こういう立場の弱い人々をどこまで救えるかが社会の成熟度と言えるのではないか。

金持ちの高齢者から高負担で低福祉、貧しい高齢者には低負担で高福祉、これが今の日本における自分の考える高齢者医療の基本的な考え方。

高齢者という年齢で一緒くたに括ってしまったところが今回の間違い。
by YS1042734 | 2008-05-28 13:01
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