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大阪でも「靖国」上映 満員で別会場も用意 [ 05月10日 12時54分 ] 共同通信 映画「靖国」は上映前の大騒ぎに比べ、上映が始まってから世間は恐ろしいほど大人しい。 内容的に大して反日でもなく、日本の神道・神社文化を正確に描写しているのでもなく、中途半端な内容なので、誰しも鑑賞後、取り立ててすばらしいと褒めることも、逆にけしからん、と騒ぐほどもないということなのであろう。 駄作であった。日常的に放映されるNHKの普通のドリメンタリーに比べても、相当レベルの低い作品であった。 この中国人監督はもっと日本の歴史を勉強してからこの種の作品を撮るべきであった。 長州藩及び長州が担ぎ上げた天皇(一応、歴史上は北朝であるが、暗澹とした歴史の暗闇があり、実は南朝系であるという人もいる)による日本支配の象徴として靖国神社を描けば、もっと深みのある映画になったと思う。靖国大鳥居の正面の像が、なぜ幕末の最大の功労者、西郷隆盛でなく大村益次郎の銅像なのか、という意味も出てきたと思う。 靖国刀という軍刀の中では比較的マイナーな、粗製乱造された昭和刀を中心的テーマに選んだのも失敗であった。靖国刀などは日本人にとって馴染みがなく、この映画を見て、なぜ靖国神社に日本刀が関係するのか、不思議に思う日本人も少なくなかったと思う。 要するに第二次世界大戦と靖国を結びつけしたかったのであろうが、無理があった。1~2年もすれば忘れ去られる映画である。
by ys1042734
| 2008-05-10 20:14
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