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新しい日中関係を築くべき

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中国が東シナ海ガス田で譲歩 白樺共同開発の可能性 [ 05月08日 19時41分 ]
共同通信


パンダ貸与だけでなく、東シナ海ガス田の共同開発、日本の常任理事国入りの賛意など、驚くほどの日本歩み寄りである。これは中国の国家主席の言動の内容であり、現時点での信頼性は非常にある。

どうしてここに来て急展開したか。

それはチベット問題を発端とした、欧米各国における聖火リレーへの反中国姿勢に驚いたからではないか。ここまでチベットの問題で反中国包囲網が出来てしまうとは思っていなかったのではないか。

これまで欧米諸国は中国を先進国と言うよりは準先進国として、まだ未熟な部分のある先進国準備国として見なしてきたのだと思う。だからある程度の異質性や違和感、すなわち国内の人権問題である法輪功や不気味な軍備拡大に目をつぶってきた経緯がある。

しかし、昨年の中国産ペット用食料、死亡事故まで出した風邪薬、鉛の多含有の塗料を使ったオモチャなど、欧米諸国は中国の国家としての信頼性に疑問を持ち始めた。まともに付き合ってよい国なのかという不信感が湧き起こった。

そこに来て今回のチベット問題である。食料などに対する安全性と同じように、欧米は人権問題には敏感。少数民族問題となれば、更にそれ以上かもしれない。

中国はここにきて欧米の厳しさを悟って、一番理解してもらえそうな日本に擦り寄ってきたのではないか。

日本も欧米で日本製品は安かろう悪かろうと言われた時代が長かったし、水俣病やイタイイタイ病などの公害問題では、工業化を急いだ後進国の姿として欧米のマスコミで写真報道されたものだ。

中国には更に環境問題がある。オリンピック開催でその問題が世界にオープンされるにちがいない。日本は30~40年かけて、空気と水と省エネという産業・工業部門の環境対策をしてきたが、中国には日本ほどの時間がない。ここでも日本に頼るしかないのだ。

そこで今回の歩み寄り、と見た。

この機に日本は中国を支援し、新しい日中関係を築くべきである。日本の選択肢はこれしかない。
by ys1042734 | 2008-05-09 03:10
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