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<G7>声明で世界経済減速を懸念 サブプライム問題で協調 [ 10月20日 11時39分 ] このサブプライム問題で慶應大学の小幡績氏が非常に面白いことを言っていた。これはサブプライムのバブルがはじけたのではなく、むしろ、もうあらゆるバブル取引はお終い、というバブルの店じまい宣言である、というような話であった。 サブプライムで株価も世界的に下落したし、円安が終わり円キャリートレードも困難になった。サブプライムとは直接関係のない経済現象が立て続けに終息に向かった。これはそれぞれの経済活動の中で、バブル的様相を示していた取引が、もうバブルはオシマイデス、という啓示を受けたからだ、と言っていた。 行動ファイナンスというあまり耳にしない学問から生まれる言葉として、新鮮だ。経済活動にあまり合理性を求めず、人間の心理的動きを強調した話だ。 バブルも人気、ムード、他人の行動、追従主義、乗遅れ恐怖の心理的な問題から生まれ、どこかでそれが弾けると直接関係のない取引でもバブルが弾ける前に逃げようとする心理が働いて、ますますそのバブルの弾けに勢いをつけ、大きくしてしまうという。一理も二理もある話だ だから今回のG7の宣言などは心理的だからこそ重要なのだと思う。 しかし困ったことは、比較的小さなバブルの弾けならば、巨大な国際金融のプレイヤーたちにとって、キチンと儲かるようにプログラムされているということだ。 だから小さなバブルの弾けは時々やってくる。
by ys1042734
| 2007-10-20 15:26
| 経済・金融
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