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臓器移植に関する驚きの話

Excite エキサイト : 社会ニュース

少し長くなるが、以前から気になっていた「大紀元時報」というホームページに、中国の法輪功弾圧にからんで、中国の臓器移植事情について記している記事がある。カナダの調査団が出した報告書の一部であるとのこと。
「 移植された臓器の多くは、出所が確認できない。一部は死刑囚からの臓器、またわずかではあるが家族の同意によって提供された臓器がある。しかし、これらの死刑囚とドナーを合計した数よりも、実際の移植手術件数は遥かに多く、どうしても数が合わない。

 処刑される死刑囚の人数は非公開である。従って、我々は添付資料にある推定人数をもとに計算した。中国で処刑された死刑囚の推定人数は、全世界の処刑された死刑囚の合計人数と比べても、非常に大きいのであるが、臓器移植件数に比べればはるかに少なく、数が大きくかけ離れているのである。

 移植された臓器のうち少なくとも98%は、家族以外の提供者からのものである。例えば、中国国内で1971年~2001年の間に行われた腎臓移植手術40,393件のうち、患者の家族から提供されたケースは227例で、全体の0.6%に過ぎない。中国人には、死後、臓器を提供することを好まないという文化的背景がある。実際、中国には、組織的な臓器ドナー制度は存在していない。

 中国では何年も前から、死刑囚の臓器を利用した移植手術が行われていたが、中国政府が昨年、初めてこのことを認めた。中共政権にとって、「国家の敵」の臓器を売買することを阻止するような障壁は一切ないのだ。

 アムネスティ・インターナショナルの報告によると、1995年~1999年の間に処刑された死刑囚の数は、年間平均で1,680人であり、2000年~2005年は1,616人だった。これらの数字は変動的ではあるが、全体的な平均値は、法輪功が弾圧される前も後も、あまり変わらない。従って、法輪功の迫害が始まってから、中国で激増した移植手術の件数は、処刑された死刑囚だけでは説明がつかない。

 公表された報告によると、1999年までに、中国では約30,000件の臓器移植が行われ、1994年~1999年の6年間で約18,500件の臓器移植が行われたという。中国医療臓器移植協会副会長の石秉義教授は、最初の臓器移植が行われてから2005年までに、合計で約90,000件の臓器移植が行われたと述べた。それにより法輪功の迫害が始まった1999年から後の2000年~2005年の6年の間に、約60,000件の臓器移植が行われたことが明らかとなった。

 一方、家族または脳死患者などの、出所の確認できる臓器移植件数はわずかである。2005年、生きている親族からの腎臓移植は、全国の臓器移植件数のうちわずか0.5%である。また、2006年3月までのすべての臓器移植の中で、脳死患者からの臓器提供はほんの9件しかない。ここ数年間でも、脳死患者による臓器提供の増加を示すものはない。1994年~1999年の6年間で、出所が明らかな臓器による臓器移植は18,500件であるが、おそらく2000年~2005年の6年間でも、同等な数の臓器移植が行われたと推測できよう。それならば、2000年~2005年の6年間で、実際に行われた60,000件の臓器移植のうち、41,500件の臓器の出所は説明がつかないのである。

 ならば、移植手術が行われた41,500の臓器はどこから来たのか。生きた法輪功学習者から臓器が強制に摘出されたという告発は、その答えと言えるだろう。

 これらの数字のギャップから、法輪功学習者に対する臓器狩りという告発が真実であるとはいえない。しかし、逆に、移植されたすべての臓器の出所が十分に説明されれば、その告発は反証される。すべての臓器についてその出所が自主的な臓器提供者または処刑された死刑囚によるものであると追跡ができれば、告発は反証される。しかし、このような追跡は不可能だ。

 中国で処刑された死刑囚の推定人数は、しばしば公表される数字よりも多い。処刑された死刑囚についての政府側の統計報告がないため、合計数字は推測したものにすぎない。

 処刑された死刑囚の人数を推定する方法の一つは、臓器移植手術件数を見ることである。少なくとも臓器の一部は処刑された死刑囚からのもので、家族からの臓器提供はほとんどないことが分かっているので、一部の専門家は、臓器移植手術件数から、処刑された死刑囚が増加したと推定している。

 しかし、同推論は説得力に欠ける。臓器移植に利用する臓器が処刑された死刑囚からのものだけでなければ、臓器移植手術件数から処刑された死刑囚の人数を推測することはできない。他方、法輪功学習者の臓器がもうひとつの臓器供給源だという主張がある。死刑囚の人数が移植手術件数を基に推定されている限り、法輪功学習者が臓器の供給源ではないという結論は導き出せない。

 1999年までに、肝臓移植センターは中国全土では22ヵ所しかなかったのに対して、2006年4月になると500ヵ所にもなった。1998年まで、中国における肝臓移植手術の総件数は135件だったが、2005年一年間だけでも、4,000件に上っている。腎臓移植の場合、手術件数の増加も顕著である(1998年に3,596件、2005年に10,000件の腎臓移殖手術が行われた)。

 中国における臓器移植件数の急増と並行して、法輪功学習者に対する迫害も急増している。両者が並行していることだけを根拠に、この告発を立証することはできないが、しかし、これは告発の内容と一致している。もしこの両者が並行していなければ、告発は脆弱なものとなるだろう。」
以上の記事を読んで、皆さんは何を感じるだろうか。
by ys1042734 | 2006-10-01 20:07 | 雑事感想
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