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人類の進歩

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過去最悪の1校1・74人 経済的理由の私立高中退者 [ 05月30日 18時03分 ]
共同通信


高校中退になる理由として経済的理由が増えている、という記事。

高校時代、学校に行きたくない、こんな高校は辞めたい、と思ったことのある人は少なくないと思う。

高校を辞める理由にはいろいろあると思う。その中に経済的理由も確かにあるのだろう。

しかし、本人が自分の通っている高校で本当に勉強したいと思っていて、しかもそれだけの勉学の努力を本人がしている場合、本当に退学になるのだろうか。この記事はそれでも学費未納で退学になっているという記事か。

それとも家計を助けるため一家の生活に収入が必要で仕事をせざるを得ず、そのため高校を断念する生徒が増えていると言う記事なのか。

よく判らない。

が、いずれにしても、経済的な理由で高校に行けない、という子どもをこの国から出してはいけない。

国として子どもの教育にもっと投資をすべき(低所得家庭向け教育支援予算の増大)だし、学費程度で退学せざるを得ないのであれば、その学費を自動的に10年程度の長期ローンに代える制度も検討すべきだ。

米国の医学大学を出たての若手医師は、平均2千万円程度の自分に投資した学費ローンを抱えていると言う。米国では18歳以上は学費も含めて自分で賄うという風潮があるので、本人が自らの教育ローンを抱えると言うことは、医師に限らず一般的に言えることだ。

最近、大学や各種の教育・啓蒙の場で、リタイヤした中高年の人や30歳~40歳代の女性に合うことが多い。聞くと、若い時、もっと勉強をすべきところ勉強をしていなかったので、今からでも勉強をしたいという人がほとんどだ。

中には経済的に恵まれず学校に行けなかったという人もいるかもしれないが、ほとんどの人が生きていく上で、仕事も含め人生にこんなに勉強が必要だと若い時には気づかなかった、知らなかった、という人がほとんどだ。

もし高校を中退する人が、勉強の必要性について本人が気づいていない、知らない、ということで高校生程度の勉強を機会を逸するのは、いかにも残酷である。

今話題になっている「蟹工船」の頃は、生きた人間としての労働者も船舶や加工機械や工具と同じ収益確保・資本の自己増殖のための道具であり、たまたまその道具が"ものを考え"、"感情をもち"、"文句を言う"というだけであるから、何も気にせず道具は道具らしく扱えば良い、という創生期の資本主義の時代であった。

教育機会の平等や基本的な公平な人権という思想はなく、どんなに優秀な子どもも一旦貧乏な家庭に生まれれば、学業を与えず無知なままにしておいて"道具"が一個増えた程度の考えであった。

今の弱肉強食の時代に、高校を中退して"好んで食われる側に陥る"のか、"無知のために食われる側に陥ってしまったのか"が問題。

人類の進歩について、どこにその定義を置くか。いろいろ議論はあると思うが、教育の機会平等と言うテーマも重要な人類の進歩の一つだと思う。
by ys1042734 | 2008-05-31 09:14
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