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"日本人"も"日本製"も世界のブランド

Excite エキサイト : 社会ニュース
<商標登録>日本の県名や特産品、中台企業が出願しトラブル [ 04月13日 02時31分 ]
毎日新聞社

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北京のビジネスタワーと建設中のビル街


最近は中国の話題ばかりである。
それも中国はひどいじゃないか、という話題だ。
チベット問題とオリンピックの聖火リレーで世界的な話題になってしまった。

日本で中国関連のニュースを見たり、中国に関する記事を読んでいるだけでは、世界の人々の中国に対する見方は分からないかもしれない。

それは例え日本人記者がフランス人が中国・中国人についてこう言っていると新聞記事に書いても、日本人記者が書いているだけで、すでに何らかのバイアスがかかっていると思ってしまうからだ。

それほど中国人と日本人とは複雑な心理をお互いに持っている国民なのであろう。

今回のチベット問題に関する聖火リレーへの世界の抗議を見て、中国は世界の人々から余程問題が多い国だ、と思われていることが分かったと思う。

僕は年間何度も海外に行くが、スペインでもイタリアでもアメリカでもオーストラリアでも、東南アジアでも、更には中国でも、今の中国人は問題だと言う人がいなかった国はなかった。

日本には中国シンパ(典型的なパターンを言うと、もともと共産主義を信じ左翼思想に染まっていたため、当然、中国や北朝鮮や旧ソ連などが理想郷と信じていた。それがどうも違うらしいと20年ほど前から気づいたが、今更、みっともなくて"看板"を下ろせない人々。)が学者や大マスコミの編集者や評論家などに沢山いて、世界がどれだけ中国を嫌っているか知ってても言わない人が多い。海外の人々とコミュニケートする機会もなく、海外情報を本当に知らない人も多いのかもしれない。

しかし中国が世界から嫌われるということは日本にとってよい面半分と悪い面が半分である。よい面は日本人がやはりリスペクトされ、これからも"日本"というブランドで商売ができるということだ。

変な話だが海外の一流のホテルのフロントで、Japaneseというだけで、koreanとかChineseというよりは数段信用力があることが多いのだ(これは全くの個人的な感想)。明治の開国以来、日本人先輩たちが残してくれた日本人に対するリピュテーションという遺産である。

世界のいろんな国のタクシーに乗ってその運転手に、あなたは中国人と日本人のどちらが好きか、と聞いてごらんなさい、100%日本人だと答えるに違いない。それほど日本人は評判がよい。トヨタ・ホンダをはじめとして日本の製品に対する信頼も高い。今回の商標の先取り詐欺みたいな話でも日本ブランドゆえに生まれている話だと思う。

日本人は自信を持って良い。"日本人"も"日本製"も世界のブランドなのであり、世界の人々はほとんど日本人好きである。アジアでも中国と韓国だけではないか、日本人嫌いは。

中国の評判が悪いことで、日本として悪い面は、善しにつけ悪しきにつけ中国とはパートナーとして最大の利害関係国としてこれからも付き合って行かなくてはならないからだ。中国が孤立し嫌われ者になるとパートナーの日本まで巻き添えを食う。もう既に大変な金額の資本が中国に投資されている。その資本が活用されるには中国が評判悪くなっては困るのだ。

中国とどう付き合うか、日本は今後10年、20年、もしかしたら50年ぐらいは悩むかもしれない。その最大の悩みは中国の巨大な軍事力とナショナリズムだ。

だから早く中国にもトヨタやソニーやキャノンのような国際多国籍企業を沢山生み出してもらって、その結果、他の国と仲良くしなければ経済が持たないとか、紛争を出しては商売しにくくなってしまうとか、国自体がグローバル化してもらいたいのだ。

しかし未開拓の内陸部の広大な土地と人々がいるから、それは20~30年も先なのかもしれない。
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北京のオフィス街風景
by ys1042734 | 2008-04-13 11:49
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